前回、演奏する上で大事なのは
1に音色
2にリズム
3に弾く内容
と持論を主張しました。
一般に、音楽の3要素は
・メロディー
・ハーモニー
・リズム
だと言われています。
広い範囲で有効な論理ですが、これは基本的には作曲者のための考え方です。
演奏者がまず気を配るべきこととは違っているはずだ、というのでことさらに主張してみました。
音楽の3要素もいろいろあります。それだけいろいろな考え方があるということです。
インド音楽なら
・歌
・踊り
・その他楽器
となります。
フラメンコなら
・カンテ(歌)
・バイレ(踊り)
・ギターラ(ギター)
で、似ています。
ドリームシアターなら
・超絶技巧
・変拍子
・歌がヒマ
でしょうか。
ダムドなら
・Damned,
・Damned,
・Damned
ですね当然。
ちなみにサルサの3要素は
・Salsa!
・Salsa!!
・Salsa!!!
だそうです。
以上のような悪乗りに関しては、
・話がズレた
・ネタに困ってやった。
・いまは反省している
になります。
いろいろな考え方がありますよ、というところでひとつご容赦ください。
即興・アドリブ・インプロビゼーションが好きで、そのテの音楽をよく聴きます。
いい演奏を聴くと、なぜかとても興奮します。
興奮するので、聴くだけでなく、自分でもやります。
そんな中、即興演奏に関して大事なのは、
まず音色、
次にリズム、
だと思い至りました。
その枠組みの中で弾かれる「内容」ももちろん大事なのですが、何よりも先に考えるべきは、この2点です。
これは即興に限ったことではありません。ただ即興では弾く内容が決まっていない分、2点の重要性が如実に分かるので、例に出しました。
理屈をいうならば、
人が音楽を聴くとき、
・まず聴覚から認識されるのが音色で、
・次いでリズムに対して肉体が反応する、
といったところでしょうか。
モダン・ジャズ史にその名を刻む偉大なドラマー、Jimmie Smith氏に師事していたのは十数年前です。
そのとき習ったことは強烈に印象に残っていて、現在も実践しています。
いまとなっては、氏のプレイスタイルと自分のそれとの間には、光年の隔りがあります(そもそも比べるのもおこがましいとは知りつつ)。
ポップスもロックも、ラテンもジャズも何でもやりたい、という自分が、ジャズの化身のような人に教わったのだから、当然といえば当然なのですが。
それでもドラムを演奏する、ということに関して
根底にあるものは同じのようです。
正統的ジャズドラマーに習ったことが、
変態的プログレや前衛的シャンソン、もちろん
いわゆるロック・ポップスをやるときにも活きています。
先生に教わったことが、実践の中で精神と肉体に根を下ろし、時間とともに枝葉を伸ばしたんだと、いまなら実感できます。
なにやら感動的です。
レッスンを通じてそんな感動を醸せたらいいな、と思っています。